【原発問題】「私たちの事故より深刻」…1999年の東海村臨界事故、JCO決死隊の男性語る・共同通信取材
事態収束に向けた作業が続く東京電力福島第1原発。1999年の東海村臨界事故で「決死隊」として放射線を浴びながら臨界を止める作業をした男性が13日までに共同通信の取材に応じ、「私たちの事故よりはるかに深刻だ」と、12年前の自らの姿にだぶらせながら、第1原発の作業員たちを思いやった。2人の被ばく死者を出し、当時「日本の原子力史上最悪」と呼ばれた事故は99年9月30日午前、茨城県東海村の核燃料加工会社ジェー・シー・オー(JCO)で起きた。